「歯医者に行って虫歯治療したのに、何度も歯医者に通っている…」
「治療したのに虫歯が悪化したのは、なんでだろう…?」
昔から歯医者通いをしていて、抜け出せていませんか?
もしかしたら歯の治療をしたことが原因かもしれません。
日本は歯に関する治療が世界から非常に遅れており、そこまで重要視されていないのが事実です。アメリカでは「歯の病気が大病の知らせ」ということわざもあるほど、危機的意識が強いです。
しかし日本ではどうでしょう?
「歯と病気が関連しているわけがない」
でも歯はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルによって作られている私たちの体の一部です。
歯には神経も通っています。
歯と病気が本当に関連していないと言い切れるでしょうか?
この記事では小峰一雄歯科医師が書いた『名医は虫歯を削らない 虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法』という本を参考に解剖生理学を学んできた病院管理栄養士、勤務経験者のねこらのんがご紹介していきますね。
自然治癒を促すドックベスト療法
ドックベスト療法とは、複数のミネラルセメントを虫歯に詰める治療法です。
虫歯の穴をきれいに洗浄したあと、ドックベストセメント粉末とコーパライト溶剤を混ぜ合わせたペーストを虫歯の穴の中に塗り付けます。ドックベストセメントの成分である銅と鉄のイオンが歯の中を通っている象牙細管(無数の管)の中に浸透し、虫歯菌が死滅し無菌状態になります。さらにドックベストセメント粉末と付属の液を練った粘土の高いものを穴に埋めて5分ほど待ち、固まったら被せものなどでフタをして治療は終わり
通常の歯医者の治療にかかる時間は平均すると30~45分程度。そして通院は4~6回と複数回必要になります。しかしドックベスト療法はたった10分程度の治療なので時間がかからないメリットがあります。
しかし気になるのは治療内容です。ドックベストセメント粉末のミネラルとはいったい何なんでしょうか?
- 酸化亜鉛
- 酸化マグネシウム
- ビスマス
- シリカ
- 酸化鉄
- 銅
- 塩化銀
がドックベストセメント粉末に含まれています。
このミネラルに加えてカルシウムとリンが入ったら歯の構成成分になるそうです。
ミネラルセメントを歯に埋めるというのは意外でびっくりですよね。「セメントを歯に…?」と私も知ったときとても驚きました。しかしこの構成成分を見てみると、少し腑に落ちます。
歯にも神経が通っていますし、もちろん歯を抜いた、血液がでますので血液も関係することから栄養分が歯にも行き渡っていることがわかります。食生活の不安定さから、歯がもろくなることもありますし、逆に神経過敏になっている性格の方も虫歯を生じやすい。
このことから食事から摂取するミネラルが歯にも関係する、そして歯に必要なミネラルを歯にセメントとして詰めるというのは納得がいきます。
日本ではじめて導入したスーパードクター小峰一雄歯科医師
ドックベスト療法をはじめて日本に導入したスーパードクターは小峰一雄歯科医師。
最先端歯科治療を可能にする予防歯科プログラムを重要視している小峰一雄先生は、歯の治療をするたびに患者さんが「治療した歯に異変が…」という事態に疑問を持ったそうです。
なぜ、治療したにも関わらず歯に異常がでてくるのでしょうか?大学では学ぶことは出来ない範疇で人体の原理原則を知らないと、この結果には結びつかないので資格所持者ほど自然治癒力の話にたどり着く人はそうそういません。
「口と体がつながっている」このことに目を向け始めている医療従事者は最近になってやっと増えてきましたが、小峰一雄先生が疑問に思った頃はあまりいませんでした。
歯を削ると体調が悪くなる。唾液の質も低下し免疫力が下がることからドックベスト療法を知り導入する流れに至ったそうです。
余談ですが、私も総合病院や透析専門病院で勤めていた時に疑問に思ったことがあります。
糖尿病で入院した患者さんが悪化して、腎臓も合併し糖尿病性腎症に、そして結果的に透析にいく流れが疑問で仕方がありませんでした。
また入退院を繰り返す患者さんが多いこと…
食事は数字に合わせているはずだから、間違っていないにも関わらずです(こっそり食べているものは別として…)。体に最も敏感なのはかかっている患者さん本人です。患者さんが「セカンドオピニオンしてきたけど、透析しなくて良いといわれたのにシャントを作られてしまった」と言ってきたことがあります。
結果的に病院では”治療”が難しいので自然治癒力を生かす方法である断食や食事の見直し、腸内クレンジング、食材の質などにたどり着く事ができました。
話は小峰一雄歯科医師に戻りますが、”疑問”に思うことが自然治癒力を高めて歯の治療に移すということに至ります。頭で考え自分ごとのように物事を見つめ直すことは非常に大切だと小峰一雄先生の本を読んで改めて実感しました。
今までの歯医者の常識と違う、ドックベスト療法の5つのメリット
歯医者というと、治療時間がかかる上に歯を削っているときに痛みを伴うイメージではないでしょうか?さらに通院回数も何度もあり、煩わしくて歯医者に行くことが苦手と思ったことってありませんか?
ドックベスト療法は従来の歯医者のデメリット部分とは違い、以下のような5つのメリットがあります。
①治療時間が短時間で終わる
②成功率が高い( 90%以上)
③治療の痛みがほとんどない
④通院回数が少ないためトータルでの治療費が安くすむ
⑤歯を削らなくてもよい
⑥治療にかかる時間は約 10分。実質治療は1回。
メリット①と⑥の内容が似ていたのでメリットを5つに勝手ながらこの記事ではしています。このメリットについてご紹介していきますね。
メリット①成功率90%と高い
通常の歯医者では失敗もあります。
歯医者で神経を抜かれたことってありませんか?
神経に触れると痛いですよね…しかしドックベスト療法は削らないので、神経に触れることはありません。
ミネラルセメント粉末を塗りつけるという至ってシンプルなので成功例が非常に高いです。
メリット②痛みがほとんどない
歯を削ることはないので痛みはほとんどありません。
しかし虫歯が酷い場合、虫歯部分に触れると痛みを伴うことがあります。
誰しも痛みがない治療をしたいですよね。
メリット③トータル費用が通常の歯医者よりもかからない
通常の歯医者だと通院回数は平均4~6回で1回あたり2,000~4,000円程度かかると言われているので8,000円〜24,000円、合計でかかります。またこの回数で虫歯とはおさらばであれば良いのですが、歯医者にいく方の多くが何度も通っていませんか?
ドックベスト療法であれば実質1回の治療です。1回の治療費は非常に高くみえますが、5,400円です。
たった5,400円で虫歯が治療できるなら安いですよね。
※治療費は歯科によってさまざまなのでこちらでは、一例としてあげています。
メリット④歯を削らない治療
歯を削ることがなく、ミネラルセメントを歯に詰めて終わりです。
とてもシンプルな治療方法なので、歯医者特有の「ウィーン」という痛々しい音を聞かなくて良いのは非常に嬉しい治療ですね。
メリット⑤治療にかかる時間がたったの10分程度で治療回数1回と患者負担が少ない
通常の治療だと30~45分かかりますが、ドックベスト療法はたったの10分で治療回数もたったの1回。時間がない方が多い現代において非常に嬉しいことですよね。
ドックベスト療法の2つのデメリット
ドックベスト療法は安くて早くて良いものですが、デメリットもあります。
デメリット①歯の神経・炎症がひどい場合はドックベスト療法は使えない
虫歯が悪化して神経にまで影響がでているものはドックベスト療法ができないということです。そのため他のレーザー治療をする必要があります。全ての虫歯に万能というわけではないようですね。
デメリット②ドックベスト療法を取り入れて正しい技術で施術できる歯科医師が少ない
ドックベスト療法を正しく扱える歯科医師が少ないこともデメリットです。
上記の本の巻末に小峰一雄歯科医師が指導した歯医者が掲載されているので、お近くのドックベスト療法を実施している歯医者に行ってみてはいかがでしょうか?
おわりに
ドックベスト療法は削らない、財布に優しい歯の治療法。しかし実際に体験した人の記事やTwitterを見つけることができませんでした。治療はしたけど、大切な「結果」がなかったのでこちらで掲載はしていません。
私もドックベスト療法を実際に体験したわけではないので、記事では単なる紹介になっているので心苦しい面もあります。
しかし自然治癒力を高めて治癒できるのであれば、それに越したことはないと思います。
理由は私も虫歯治療経験者であり、治療した歯の臓器が弱いからです。歯が元通りになって臓器も正常になるのであればぜひとも経験したいものです。